希少で高価な錫器が食卓に厚みを増す。【千田硝子食器】

2021年6月28日

ぐい呑 松風

金属でありながら、どことなく優しい雰囲気を醸し出す錫。
錫は希少性が高く、金・銀に次ぐ高価な金属です。

錫は酸化しにくく、錆びにくい安定した金属として知られています。
そのため色の変化が少なく、美しい光沢を長期間に渡って保ち続ける特性を受け、古くから装飾品として用いられてきました。

また、錫の抗菌作用により、長時間置いておいても中身の風味が変わる心配もありません。
柔らかく温かみのある輝きを放ち、高級感がある質素なデザインのものが多いのが魅力的で、贈り物にも最適です。

そこで今回は錫器の特徴を活かした商品をご紹介します!

燗や冷酒の器 〜すぐ温まる、すぐ冷える〜

弥生 千呂利酒器セット

錫は陶器に比べ1.8倍の速さで熱を移動し、50倍の速さで全体に伝えます。
そのため、燗や冷酒の器として大活躍します。
また、厚みのある飲み口は口当たりをやわらかにします。

タンブラー・ジョッキ 〜凹凸から生まれる細やかな泡 〜

マリーヌタンブラーベジーブル
ジョッキの泡

ビールを美味しく飲む決め手はなんといっても細やかな泡。

内側の凹凸


タンブラーの内側についた凹凸が細やかな泡を作ります。

錫器の魅力をぜひ体感してみてください❣️

<錫器の歴史>

錫器が日本に伝わったのは今から約1300年前といわれ、奈良正倉院宝物に錫製薬壷・水瓶などが数点保存されています。金、銀に並ぶ貴重品であった錫は宮中でのうつわや有力神社の神酒徳利、榊立などの神仏具としてごく一部の特権階級のみ使用されてきました。

大阪における錫器造りの起源は、延宝7年(1679年)『難波雀』に「錫引き、堺い筋」とその記録があり、江戸中期には、心斎橋・天神橋・天王寺など流通の良い上方(大阪)で生産され、やがて産地から産業へと拡大されました。

昭和58年(1983年)3月には、当時の通産大臣(現 経済産業大臣)より伝統的工芸品『大阪浪華錫器』として指定・承認されました。

日々の研鑚を忘れることなく先人たちの優れた技術や知恵を受け継ぐ品を作り続けています。
(大阪錫器ホームページより抜粋)

<錫器のご購入はオンラインショップで>
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