千日前道具屋筋オリジナルブランド「絆具」第三弾は千田硝子食器プロデュース
千日前道具屋筋オリジナルブランド「絆具(tsunagu)」待望の第三弾は千田硝子食器プロデュースの錫器。
ブランド立ち上げから2年目となる今年、決意を新たに新商品開発を進めています。
記念すべき第一弾は一文字厨器さんプロデュースの「天然砥石」
第二弾は和田厨房さんプロデュースの「燗銅壺(かんどうこ)」(砲金鍋も開発中)
いよいよ第三弾は千田硝子食器プロデュースの「錫タンブラー」です!
大阪の伝統工芸品に認定されている大阪錫器さんとのコラボ商品。
熟練の職人さんしかできない技術が詰まった、今までにない錫タンブラーです。
お酒のイメージが強い錫器は、日本酒やビールを美味しく飲みたい男性に人気の商品。
それは水がまろやかに変化するからなのです。
ということはつまり、水がベースのものは基本的に味が変化するのです。
お酒という枠ではなく、飲み物という枠で錫を楽しめないか?
そしてたどり着いたのが、コーヒーとお茶。
コーヒーもお茶も性別年代問わず日常的に親しまれている飲み物。
錫で味が変わるとなると、今まで興味がなかった方にも興味を持ってもらえるのではないか?
特に女性に興味を持ってもらいたいという思いから、女性が好む曲線のフォルムと、女性の手にも馴染みやすい大きさ、重さにこだわりました。
今までにも多くの商品を開発されてきた大阪錫器さんにありそうでなかったこの形には、作れなかった理由がありました。
・口がすぼんでいる形は一つの型ではできないこと。
・この形の溶接はわずかな熟練職人にしかできない、難しい技術であること。
・それゆえに価格が上がってしまうこと。
逆にこのことが価値を生むと私たちは考えました。
今回コラボさせていただくことがきっかけで、色々とお話を伺いましたが、一つの商品に思っていた以上の手間と技術が盛り込まれていることに驚きと感動を覚えました。
そしてこのことを使い手に伝えていくのが私たちの仕事だと気付かされました。
ただ商品を売るだけなら誰にでもできる。
道具のプロ、道具屋筋の老舗食器屋だからこそできること、職人と使い手を繋ぐ。
「お酒が美味しくなる錫」から「飲み物の味が変化する錫」へ変わることで、様々な用途が拓けてくるのではないかと思うのです。
千日前道具屋筋オリジナルブランド「絆具(tsunagu)」
https://www.doguyasuji.or.jp/tsunagu/
最近のコメント